The Seven Colores of the Sky ― 空なないろ  : 京都の空

京都の空

September 07Sun , 2014

In the Corner of the Globe ― 地上の片隅で・・・

18切符で京都へ。

妙心寺の広大な敷地を歩く。

最期の夏空かと思うような青空に、よく整えられた松と、巨大な仏殿と法堂がくっきりと輪郭を刻みつけている。

天井に描かれた直径10m程の縁の中の下り龍が、ぐるっとまわると昇り龍にかわるという、巨大なトリックアートのような狩野探幽の雲龍図と、和尚さん達がサウナのように蒸された明智風呂を、修学旅行生のように係りの人について歩きながら鑑賞する。

公開されている塔頭のひとつ、退蔵院の庭を眺めお抹茶をいただくが、同席したお茶のお稽古仲間らしきおばちゃん達の、先生方の批評のおしゃべりに、些かげんなりして、早々に退散する。

夢の中のように、白い光に溢れた、白壁と石畳の小道を人に出会うことなく、ひとり、歩く。

静けさ。ひとりで在ることの自由。遠く、蝉の声。

妙心寺を通り抜けた後は、龍安寺へ向かう。 さほど広くはない住宅地の中の道を抜け、商店街を抜け、車通りの多い広い道を渡ると、急に人が増える。 龍安寺の石庭は、最初は、ズラリと並んで座る人々の頭越しに眺めたためか、ずいぶん小さく見えたが、しばらく待って、空いた場所に座り込むと、ふわっと空間が広がった。 土壁に囲われた四角い空間に、白い流れと黒い島影が浮かんでる。空さえも、その青さで、砂の流れの白さを引き立てるためだけに、そこに在るようだった。

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